建築板金とは

「建築板金（けんちくばんきん）」とは、金属板を加工し屋根や雨どい・外壁等の建築部材を制作したり、取付を行う仕事です。「板金」というと自動車ボディ等のイメージを持つ人も多いですがそちらは工業板金と呼ばれ、建築板金とは方向性が大きく違います。

日本では江戸時代まで、屋根も雨樋も木で作られていました。しかし明治の文明開化によりブリキやトタンで建築部材を作る方法が輸入され、多くの「建築板金職人（板金屋）」が生まれたのです。

スレート瓦の屋根を保護する「棟板金」や、雪の落下を防ぐ「雪止め」も板金屋が扱っています。建築板金職人は、雨漏り修理や屋根の葺き替え、雨樋交換、雪止め設置といった建築工事のスペシャリストと言えるでしょう。